ロンリーウルフ


いくらか気が楽になって、肩の力も少し抜けた。

朝礼が始まる頃には相川さんも戻って来ていた。

そういえば、火曜日。

レイヤを拾った日は、結局相川さんは戻ってこなかったっけ。

響香や金の件で、店どころではなかったんだろう。

キャバクラの雇われ店長って、きっとすごく大変なんだろうなぁ。

朝礼の話を聞きながら、ぼーっと彼の顔を見つめていると、ふと目が合った。

「彩音さん、どうかした?」

ギクッと肩が震えた。

「いえ、別に」

疲れが顔に出てますよ。

なんて言ったら、気を遣われてしまうかな。