「リィナ!オレのモノになれ!」 昼休み、待っていたとばかりに三谷が現れた。 そのまま抱きつこうとする三谷に、あたしは蹴りをくらわせた。 「ぐぇ……」 三谷が飛び付く勢いが良かったのか、あたしの蹴りはかなりのダメージを与えたらしい。 あ、しまった!? 三谷が突然現れたせいで、クラスの皆がいるのも忘れて蹴り倒してしまった!