sweet memory




「聞いてよ 雅紀くんったら あたし今日飲み会だったのに『また顔にクマができる』とか行って『報告会に参加しろ』なんてうそついて行かせてくれなかったんだよ」


「ふーん」


と 言いながら雅紀くんを横目で見る


そして一言


「バカな奴」


と 冷めた感じで言う




「あんたそれはそうと 田辺って子とどうなったの?告られたんでしょう?」


「だからね 今日断ろうと思ってたのに 会えなかったから」


「断る?」


雅紀くんは大きな声を出した


「うん 友達でいる方がいいかなって思って」


「断るなら早い方だいいぞ 連れて行こうか?」


「今日はもういい」


「まだ遅くないから 行こう」


うるさいな雅紀くん!それにやけにしつこい