sweet memory




「翼 あたし行かれなくなっちゃった」


「聞いてた・・・ほら 前に言ったじゃん 店長はお前が好きだって」


「違うよ 嫌がらせだよ」


「違わない きっとそうだ」


あたしのこと好き?


アハハ あるわけないじゃん




「じゃー 千春 オレ行くわ」


「うん ごめんね みんなに伝えててね」


「了解」


あたしは片づけを済ませ 雅紀くんのもとへ急いだ


待たせたからまた『遅い』なんて嫌味を言われるんだろうな


と 思いながらそばへ行くと


「おう?珍しいな 早いじゃん」


早い?いつもなら待たせるなとか言うくせに