sweet memory



さっきは山田さんを取られて ブツブツ言いながらあたしの横へ腰かけてきたくせに!!!


「いいって」


「そう 意地はらずにさ~ 行って行って」


「でも お前」


あたしが一人になることを心配してるのか?


「はいはい 行って行って」


と 肩を押す


順平は向こうへ行ってしまった


自分が行かせておきながら少し後悔


「千春 順平を取られちゃったんだ」


と 百音が横に来た


「取られたというか 順平は始めから向こうへ行きたかったんだから 中へ入れなくて仕方なしにあたしの横へ来ただけなんだよ」


「もーーーあたしと美幸さんは気を利かせて千春と順平くんを二人きりにしたのに・・・」


「何で?」


「千春が順平くんのこと好きっぽいから」


あたしが?