sweet memory



そのスケッチブックに始めて書いた言葉は


ありがとう


だった


憎い相手なのにあたしは今この人しか頼る人が居ない


これが あたしのつらい現状なのだ




「なにか食べないと身体に悪いよ」


と あたしの冷蔵庫の中から野菜を出して手早く野菜雑炊を作って持って来る


あまり食欲がなく食べないあたしに


「ほら!」


と 食べさせてくれる


{自分で食べるからいい}スケッチブックに書いた


「じゃー ちゃんと食べ終わるまで帰らないからな」


と じーと見てられると食べにくい


{見られると食べにくい}


「解った それまでオレはパソコン借りて仕事するわ」


と 隣部屋へ移動した