「色々あったんだね」 「死ぬかと思ったよ」 「でも生きててくれて良かった こうしてまた出会えたから」 「そうだな・・・」 「それでお母さんは元気?」 「ぼちぼちってとこ? 入退院の繰り返しだけどな」 「今は?」 「入院中 今度行ってみるか?紹介するから」 「うん!」 あたしたちは手を繋ぎ眠りに付いた 繋いだ手を二度と離さないと思ってたのに 自ら離すことになるなんて この時にはちっとも思ってなかった