そうしてもう一度出したフラッペを、親父と宗司さんは食べきった。 「うわー、これはすごいねぇ、おいしそうだね」 って。目尻を下げて笑う宗司さんはとても幸せそう。 後で、お腹痛くなっても知らないわよ? だってもう五杯目だもん。 あたしは、店の奥にある救急箱から腹薬をとりだした。 後でお土産に持たせてあげよう。 そんな風に思いながら。