「おい!体育館でいちゃつくの辞めろ」


「あっ」


将太は先輩を恐れ『すみません』なんて謝ってる


あたしは『何しに来たの?』と 聞きたい


しまった 昨晩言っておけばよかった 学校では他人のふりをしてって・・・


「将太 着替えてきていいよ 待ってる」


「いや お前をここへ一人にしておけないだろう」


「大丈夫だよ」


「でも・・・」


「さっさと着替えて来い!彼女がそう言ってるんだろう
オレが居るのが心配なのか?」


「正直 はい」


「あほか オレにも好みがあるわ こんなガキんちょ」


「先輩失礼です 行こう」


あたしの手を引いた