なんだか可哀相になった


「ねぇ 将太!」


と 内緒話するかのように呼んだ


「なんだよ!」


不貞腐れて顔を出す


あたしは将太の口に自分の口を少しあたる程度にチュッとした


黙ったままの将太に


「何か言ってよ!こっちが恥ずかしいじゃん」


「今 何が起こったかわかんなかった もう一回」


「もうダメ」


なんて ふざけた会話をしてると 本田先輩が目の前に