セカンドラブ



「春くん・・・実は」


神戸へ行くんだ と 言おうとしたのに


「わっ!聞きたくない」


と 耳をふさいだ


「聞いてよ」


春くんの手を耳から外した


「実はあたし転校するんだ」


「うそ!」


「ホントよ だけど まだ友達しか伝えてないから誰も知らない」


「転校・・・
だから わざと将太に嫌われるように浮気したのか?本田先輩と・・・」


「春くんもそう思ってんだ」


「違うのか?」


「そんな手の込んだことしなくても将太はあたしのことなんて…始めから・・・もうやめよう 将太のこと言うの」