わ、もう夜なんだ。

外に出てみて驚く。


辺りはすでに真っ暗で、小さな倉庫の搬入口だけが白いライトに照らされて、お芝居の舞台みたいに輝いて見えた。


運転手はまた荷台に上り、積み荷を降ろし始めていた。


下からここの会社のおじさんがそれを受け取り台車に積む。


その数をカウントするもう一人のおじさんが、いっぱいになった台車を倉庫に搬入していく。


そんな流れで作業は延々と続けられた。


結構キツそう…。
三人とも額に汗が滲んでいる。


おじさん達の汗はともかくとして、運転手の汗はライトに光ってちょっといい感じだった。


…結構、若いんだ。


わたしは道路を挟んで向こう側の建物にもたれて、作業の様子をぼんやりと眺めていた。