夜をすり抜けて


嬉しかったのは部活の同期でさほど親しくなかった子達からメールが来ていたこと。


(最近どう?)的なさりげない言葉の裏で、わたしのことを気にしてくれていたのかも知れなかった。



なのにわたしってば「イジメられてなんかいません!」って感じで、必死で見栄を張ってたんだ…


サホちゃんからのメールにはこうあった。


(同期の中で真琴が一番部活頑張ってきたこと、うちらみんな知ってるよ)




………


一体わたしは、何を恐れて

何に一生懸命フタをしてきたんだろう?



携帯を握りしめて、樹とは反対側の窓の外を眺めながら、泣き出しそうになるのをグッとこらえていた。