夜をすり抜けて


走り出した車の中で早速充電を始めると
案の定、溜まっていた中傷メールがわたしの携帯にどっと押し寄せた。


心ない言葉がたくさん並んでいて、さすがに心が折れそうになる。


それでも皆飽きたのか、最近の日付ではあんまり来てはいなくて、最後に昨夜付でヒロミから一通届いていた。


(やり過ぎた、ゴメン)


と一言だけのメール。



鞄をトラックの荷台に投げ込んだこと?

それとも今までしてきたいろいろなことについての“ゴメン”…?



そんなことをヒロミは言うだろうか…


話してみなくちゃわからないよね。




携帯を持つ手がじっとりと汗ばんでいた。