私、忘れられないよ。 “え、マジで!?” “うん、マジ。” そう私が返した時のあなたの笑顔が、一番眩しくて。 例えるならば、太陽みたいで。 この笑顔を壊したくない。 そう、思ったの。 「やったぁぁあ!!」 そう言って、ガッツポーズを見せる彼を見ると、私の選択は間違ってなかったと思える。 彼なら佑くんを忘れられるかもって、ちゃんと思えた。 ―…少なからず、この時は、そう思っていたの。