「やっぱり、美優もそう思うよねー!」 そう言って私の肩をパシンと叩くのは、楽しそうに笑う麻美。 悪気はないとわかってるんだけど、それは結構痛かったりする。 そんな風に思ったことなんて、一度もないのに。 爽くんが隣にいても、佑くんしか見えなかったのに。 無愛想で、私にだけ優しくて。 照れ屋で、決して人望が厚い方ではない。 爽くんとは正反対だったけど、それでも私の一番は佑くんだった。 佑くんは、モノクロに染まった私を見て、何を思っていますか?