だからこそ、キミは。

そんな行動見ちゃったら、笑うしかないじゃない。



『ふふふふっ…。』

「……。」



先生は既に、そんな私の姿を見て呆れ果ててるみたいで。

眉を寄せながら、小さく溜め息をついていた。



そんな姿を見ると、やっぱり先生だなぁと考えてしまう。



『あー、なんかお腹痛くなってきた～。』



―…そう、先生は“先生”なの。




「…アホか。」



笑いすぎた私に対しての、先生の小さなツッコミ。


口調こそはさっきと同じでかったるそうだったけど、顔はどこか楽しそうに微笑んでいた。