まぁ、そんなこんなで当日が来たわけだが。


「おい。やっぱりこの学校のセンコーって頭沸いてるのか。沸いてるのはウジ虫か?それとももっとデカい芋虫か、あん?」


「まぁウジ虫なり芋虫なり沸いてんだろうな。じゃなきゃこんな企画許さないっしょ」


私の言葉に答えるアッキー先輩は、もう慣れたと言わんばかりに準備体操をしながら答える。


ブロウズフェスタの時みたく、今日も校庭にいるわけだが。


あの時と違うのは、全校生徒がギラギラした目をこちらに向けていることだ。檻の中の動物気分だこりゃ。


「チンカスビーム止めれ。キモイの付着すっから」


「テメェはきたねぇ言葉遣い止めれやひよこ。品がねぇんだよ」


そんな生徒達に私も睨みを利かしていると、皆川会長に鋭く突っ込まれた。