「夕飯にしましょうか。睦月の分も持ってきますね。この部屋で食べましょう」 返事をする暇もなく、沖田は部屋を出る。 独りになった睦月は、緊張の糸が切れたのか、「ふー」とため息をついた。 辺りを見回し、『沖田の部屋』を目に焼き付ける。 畳8畳の小部屋。 真ん中に布団が敷いてあり、隅の方に小さな机。 壁には何と書かれているのか分からない掛け軸があった。 少し寂しい部屋だが、なんとも心地が良かった。