次に沖田が案内したところは、とある小さな呉服店だった。 「ここは・・・・?」 「睦月、その着物は睦月の時代のものですよね?」 「え?あっはい」 薄ピンクの膝丈のワンピース。 沖田にとっては、初めて見る服装だった。 そういや、道行く人に振り返えられていた。 珍しいのだ。 まだ着物、袴ばかりの時代。