嬉しい反面、複雑な気持ちが溢れ出した。 睦月とは、本当に生きる時間が違う。 決して交わることのない2人。 沖田はもう笑うことすら出来なかった。 「ゴホッゴホ!!」 胸が苦しくなる。 喉の奥が熱い。 口を押え、咳が治まるのを待つ。 とその時、手のひらに湿った感触があった。 ゆっくりと手のひらを返してみる。