結局は、沖田が好きなのだ。 「翼には教えないーっ」 睦月はごまかすようにベランダに出た。 そして海を眺める。 翼はその様子を見て、再びため息をつく。 「睦月、戻ってこい」 もうすぐ朝礼が始まる。 時計を見た翼は、睦月を呼んだ。 子供のように「はーい」と間伸びた返事をし、席につく。 それから数分して先生が入ってき、いつの間にかそろっているクラス全員で挨拶をする。