「うぃーすっ!」 軽くステップを踏みながら、昴は教室に入ってきた。 ……今日も元気ですねぇ。 後ろには信哉もいた。 爽は……自分の席で寝ている。 珍しい……。 爽が、学校に来て寝るだなんて。 寝顔……見ちゃおうかな。 なんて、思っていたら。 ――ガラガラッ! 「ビッグニューースッ!!」 という誰かの声が教室内に響き渡った。