朝のHRが終わって、すぐに私は爽に話し掛けた。 花梨ちゃんには、負けたくないもんっ!! 「ねぇ、爽っ」 「……あ?」 何故か、不機嫌そうな低い声を出す爽。 たぶん……眠いんだろうな。 なんか、寝るためか分からないけど、机に突っ伏してたし……。 「ね……」 眠いの?と、聞きたかったけど、それは可愛い声に遮られた。