月夜に舞う桜華




椿は、煩わしそうにしながら皆と楽しそうに話をしている。
その横で咲夜が見守っている姿が見える。


少し離れた所から眺めながら、こんなのも悪くないかなと思う。


"ずっと一緒にいる"


それは今も変わらない俺の誓いだ。
前と環境も違ってしまったけれど、この想いは不変だ。


(一度は拒否されてしまったけれど)


ずっと、ずっと変わらない。





「――――司、久しぶり」




それは、椿が誰のとなりにいようとも同じだ。


ただ近くにいられればそれで充分だ。



俺は、久しぶりの椿に満面の笑みを向けてやった。




「久しぶり………椿」


(お帰りも、込めて)













―END―