――――――――― ―――――― 『俺達は、一生桜姫と一緒にいる!!』 嘘偽りなどない俺達の真実の心だ。 幾度となく伝えてきた。 勿論、伝わっていると思っていた。 そう思っていたのは俺達だけだった。 俺達の想いは全く伝わっていなくて。 哀しくて。 それなのに、 「朔夜だけ」 この言葉にどれ程胸が痛んだかは分からない。 俺達はどうして桜姫に信じてもらえない? 俺達には桜姫しかいなかったのに。 あの日、桜姫に拾われてから ―伝わらない想い―