許されない、キスをしよう。




そして、ADさんが花束を抱えて私と蒼のもとへ来た。
「二人とも、お疲れ様。」



そんな言葉に、私の涙腺はいっきに緩んでしまう。


…このドラマの撮影が始まったばかりの頃は、こんな日が来るのはずっとずっと先のことだと思ってた。





このドラマに関わった中で、私自身にもたくさんのドラマがあった。

…そのすべてに、蒼がつながっている。





蒼との思い出をひとつずつ思い返すと、余計に涙が零れた。