「今日はありがとう。葵さんのお店、すっごくよかった。葵さんも稔さんもいい人だし!」 「当然でしょ?まぁ、お気に召して光栄です。」 そう言って、蒼は恭しく一礼して笑った。 「もう、せっかく人がお礼言ってるんだから素直に受け取るもんでしょ?」 …この時はすごく穏やかで。 蒼との時間が楽しくて… 気付かなかった。 私と蒼のこれからを変える、一瞬の光に──…