そんな感じで、たわいもない話をしていると…… 「あった~!!!」 斉藤が大声で叫び、 「はい」 私にジャージを渡した。 「着替えなよ」 って、斉藤は微笑む。 「……」 「早くしないと、 ごはん食べられないし、おまけに授業に遅刻するよ?」 ……いや、着替えたいのはやまやまなんですけど……。