それでも毎週お墓には通うつもり。 お義母さんに殴られたって、お盆も毎年行くつもり。 いや、やっぱりね。 殴られれば堪えるのよ。 でも、それだって一過性よ。 ほら、たまに初恋の人を思い出して切なくなっちゃうのと同じ。 でも、ね。 殺してしまったという罪悪感だけは、一生続くと思うんだ。 罪は一生消えないっていうし。 あたしはそれを背負ったまま、これからを生きていく。 そう、決めてるの。 第五章