すぐさま、 ナースステーションに寄り、 彼女の姿を見なかったか 看護師さんに尋ねるが、 誰も、彼女を見ていない 彼女が入院する階、 すべてを探し、 そして、 ロビーに降り、 1Fも、くまなく探す… 「一体、どこ行っちまったんだっ!」 ロビーの待合の椅子に 力を落とし、座る 「おいっ、隼人っ」 右手前方から、 アニキが駆け寄ってきた 見れば、 白衣を手に持ち、 額には汗が滲んでた