その瞬間、教室が一瞬にして静寂に包まれる。 入ってきたのは、・・・想像していた以上に若い先生だ。 髪は無造作な感じ・・・というより天然パーマだな、あれは。 それで、目が大きくて、背が高くて、 服は、黒いシャツに、ジーパンっていうシンプルな格好。 ・・・あれ? 「それでは、授業を始めます。とりあえず、自己紹介から始めましょうか」 低く、安定した声。 心地よい音程に聞き惚れ、思わず耳を奪われそうになるが、 この声は。 こ の 声 は・・・!?