エンプティープリンス

「入って。」

「え…でも…。」

「いいから。誰もいないし。
ここじゃないと、人目が気になって話せないだろ?」

「…。お邪魔します。」


連れてきたのは俺の家。
先生がここに来るのは…2度目だ。


「早速だけど…聞いてもいい?先生の答え。

ってその前に…俺が先か…。
俺は…この1年間…やっぱり気持ちは変わらなかったよ。
先生が好き。好きだよ。」

言葉にするのに、なんの躊躇いもなかった。
そのくらい…ずっと言いたかった。
毎日、言葉にせずに呑み込んでいた想い。
それを口にできることが、素直に嬉しかった。

好きだよ、先生。
こんな気持ちになるのは…初めてなんだ。









「わ…私は…。」