紫陽花の憂鬱

恋愛(ピュア)

夢海/著
紫陽花の憂鬱
作品番号
1754444
最終更新
2025/08/03
総文字数
18,984
ページ数
21ページ
ステータス
完結
PV数
7,337
いいね数
11
誰かと付き合ってみても、わからないことがある。
好きという気持ちが、いつも私にはよく見えない。
どれだけ失敗しても、どうやったら「好き」でい続けられるのかがわからない。
それでも終わる時には、それなりに傷ついて、涙を流してしまうわけで。

それを今日は、見透かされてしまった。

「…俺の勘違いだったらごめん。なんか、目が腫れてるかなって。」
「…そうだよね。日向くんは逃がしてくれないよね、こういう時。」


「紫陽花の憂鬱」


梅原 紫月(うめはら しづき)
28歳 営業事務
仕事はできるが仕事以外のことは自信のない女子

日向 蓮(ひゅうが れん)
28歳 営業部
面倒見が良く話しやすい紫月の同期
あらすじ
 人のいなくなった職場で、残業中の紫月。そんな紫月のいつもとは違う様子に気付いた同期、日向はそのまま残業を続けようとする紫月の手を止める。「…言いたくなかったら話さなくてもいいけど、気になったから聞いていい?」その一言をきっかけに、紫月の本音がこぼれ落ちる。ひび割れた心がほんのりと温かさを取り戻す、静かな夜の物語。

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