本当は、違う。 好き。好き。大好き。 言葉にできないぐらい、好き。 本当は、大好きだった。 「……。」 『……。』 一気に包まれる静寂と、私の心を表したような強い風。 それが心の隙間に染み込んでるようで、心が痛い。 抱きあっていたままの直也の体温が、静かに離れていく気配がする。 …今度こそ、終わった。 なにもかも、終わってしまったの。