傷だらけのラブレター




『私、直也こと好きだよ。』


「……。」


『ずっと前から、大好きだった。』





直也は、知らないんでしょ?



体育の時間や、授業中。
下校中の後ろ姿や、友達と騒ぐ姿。




ずっと私が、直也を見ていたこと。


直也しか、見えていなかったこと。




今まで言えなかった分、全部全部教えてあげる。




『本当はずっと、言いたくて仕方なかったんだよ。』


「……。」


『だけど病気だったから、言えなかった。』