強い、姉ちゃん。 明るい、姉ちゃん。 病気になっても、決して弱音をはかなかった姉ちゃん。 そんな強さがあるのは、自分の人生に誇りがあったからなのかもしれない。 今の姉ちゃんを見て、なんとなく、感じてしまった。 「だからね、圭。」 姉ちゃんが優しく、促すように、俺の両肩に手のひらを添える。 ――…温かい。 姉ちゃんは、まだ生きている。