真っ黒だった。 もう、死ぬつもりでいた。 一瞬、死んでもいいかも、って思った。 ――――…直也。 そんな恐怖から私を抜け出させてくれるのは、やっぱりあなたなんだね。 「…愛未っ!?」 夢かと、思った。 その一瞬、一瞬がスローモーションになって。 ガタガタ揺れる扉が、まばたきでさえさせない瞳が。 一気に私に、色と光をもたらしてくれたの。 「愛未っ、いる!?」