直也がいない世界なんて、意味がなかった。 病気でも、他の人より弱くても。 直也がいれば、いつだって生きる希望が見つけられた。 生きる意味は、“直也”だったの。 『…手術、したくない。』 手術をしようと思ったのも、直也がきっかけで。 手術を受けたいと思ったのは、直也と生きたかったから。 手術のせいで直也が離れるなら、こんなの意味がなかった。 「…怖くない人なんて、いないんだよ。」