ずっと、笑っていた。 今生きてることが嬉しくて、この時間を楽しもうと思ったの。 『……。』 私だって、手術の日に死ぬかなんて、まだ決まってない。 10年後、もしくは100年後かもしれないんだ。 『…ばかだね。直也は。』 「はぁ~?」 なんとなく、気分が清々しくて。 太陽は、私たちだけを射すように、光輝いていた。