直也の質問は、やっぱり予想通りのものだった。 「なんで、病院から出てきたの?」 『……。』 予想してた質問だけど、行き詰まる声。 …どうしよう。 呼吸が、苦しい。 『か、風邪ひいたから…?』 テンパりすぎて、見え見えの嘘を口走る私。 きっと今の私の顔は、笑えてるようで、笑えてない。 疑問形になっちゃったし、どもっちゃったし。 きっと、嘘とは言えないぐらいだと思う。