――…いつもの年と同じ、直也の誕生日。 だけど、今年は私のなかの何かが違う。 机の前までたどり着いた私は、目の前にあるラブレターをギュッと握った。 『……。』 ――…今年こそは、直也に告白する。 頑張って告白しようとしたけど、結局勇気が出なかった例年とは、今年は違うのだ。 このラブレターが、私の強い決意の現れ。 『……っ』 肩を強ばらせながらも、直也が待ってるであろう玄関へと足を進める。