――「2人の間に、隠し事や嘘はなしな!」 そう言って、白い歯を見せながら、二カッと笑う直也の姿を、今でもよく覚えてる。 …その時の私たちは、まだまだ幼く純粋で。 それがどんなに難しいことなのか、これっぽっちもわかっていなかった。 『うん!約束ね。』 ねぇ、直也。 そんなあなたに私も微笑み、指切りをしたこと。 今でも私、後悔してるの…――