いつ死ぬのかわからない、そんな確信のない未来に。




恋人という名で、あなたを縛り付けてしまう気がしたの。




「おー、君が愛未ちゃん?」

『……。』

「かわいいねぇ♪」





美嘉に期待をした私が、間違いだったのかもしれない。




妙に馴れ馴れしく、肩を引き寄せてくる腕を振り払いながら、私は露骨に嫌な顔を見せていた。




「いや~昔から可愛いな、って思ってたんだけどさ。

近くで見ると、やばいね!」

『…どうも。』