傷だらけのラブレター





「私、愛未が直也くんを忘れられるように応援する!」




興奮したのか、私の手を両手で包み込むように握ってくる美嘉。




優しくて、温かい。



そんな感情が、繋いだ手から伝わってくる。




『…ありがとう。』




よかった。美嘉が喜んでくれて。



私の手を握ったまま嬉そうに笑う美嘉を見て、私も温かい気持ちになる。




けれど、



何か胸に突っかかったような、抜けきれないものがまだ心には残ったまま。