「わかんないけど。 廊下とか購買部で、みんなが噂してる。」 『……。』 紙パックを、ギュッとグチャグチャにしてしまいたい衝動にからされた。 中身が出たら困るから必死に留まったけど、動揺が隠しきれない。 直也が、一年と付き合い始めた…? 『……。』 ついに、来ちゃったか。 遅かれ早かれ、いつかはこの日が来るだろうと覚悟していた。 でも、あまりにも唐突すぎる。