(旧)ふたりぼっち兄弟【BL寄り】



………。


………。



俺と那智が…。



………。



想像もつかねぇな。
俺と那智のセックス光景。

てか、そういうことを想像するだけで、母親と恋人の濡れ場シーンを思い出しちまう。

やめだやめ。
想像するだけで別の嫌な思い出が甦ってくる。



だけど…、まだ不安だな。



口実だけじゃない…、目に見える確かな証が欲しい。

那智がぜーんぶを俺にやったって、目に見える証が欲しい。


俺は眠りに就き始める那智の顔を見つめる。


何かねぇかな。

那智を一目見ただけで約束を交わしたって分かる…、その証…、絶対に消えない証。




「俺と那智には生きた証がある。
それと同じように…、消えない証…」




目を細めて、俺は那智を見つめ続けた。