(旧)ふたりぼっち兄弟【BL寄り】

兄さまとお風呂から上がった後は、のんびり髪を乾かし合ったり、冷蔵庫からアイスを取り出して一緒に食べたり。 

他愛もない談笑をしたり、テレビを観てまったり、じゃれ合ったりしてして時間を潰した。
 

で、そろそろ寝ようかって話になって、おれ達は、寝る準備をするために洗面所で歯磨き。


居間の明かりを消して寝室に移動する。


時刻は11時半を回っていた。


二枚の敷布団をくっ付けるように敷いて、おれは兄さまの隣にごろんと横になる。
 
だけど直ぐに上体を起こして、隣に横たわる兄さまの布団に潜り込む。
「てめぇな」微笑を零す兄さまにニィーって笑顔を向けて、おれの寝床から枕だけ持参した。


狭い布団を二人で共有する。

 
それは親と暮らしていた時、よくしていたこと。


今もしょっちゅうしている。


今日は兄さまを傷付けたから、兄さまにごめんなさいの意味を籠めて一緒に寝ようと思う。

くっ付いて寝ることはおれも兄さまも大好きだから…、それにくっ付いてると安心する。


寝ていてもひとりじゃないんだって兄さまに伝えるためにも、おれは兄さまと一緒に寝るんだ。
 


「兄さま、何かお話して下さい」
 


おれは兄さまに甘えた。


甘えられることは兄さまの大好きな行為の一つ。



「お話ねぇ」



兄さまは腕を立てて、おれを見下ろす。

毛布を肩上まで掛けながら考える素振りを見せた。