「兄さまもしっかりとした男だからな?」
「でも、どっちかは女役しないといけないんでしょ? そーゆー知識は持ってますよ、おれ。
さすがに男同士のセックスのやり方は存じませんけど。
あ、パソコン出してるんで、今、ちゃっちゃかと調べてみましょうか?」
………。
これだけは兄さま、譲れねぇぞ。
「体型を考えてみようか。那智。
俺、175cm。
てめぇ、153cm。
……仮にそういう場面が来たら、てめぇは抱かれる側だ」
「えぇえ? 体型関係あります?」
「あるだろうが! ぜぇえっててめぇは抱かれる側だろ!」
「体型関係ないですって! じゃあ調べてみましょうよ!」
「よし、後で泣くなよ」
なんでそうなったか分からないけど、いや、元を辿れば原因は俺だけど、でも那智がとんでもないことを言うもんだから、俺は那智と一緒に明け方(現在AM4:02)にインターネットを開いてパソコンで検索。
なんだか卑猥な画像ばっかが出てくる中、そういった関連のサイトがわんさ出てくる中、色々調べて出した結論。
「ほっらぁ、身長高い奴が抱いてるだろうが! そっちが断然多いぞ!」
「えー、逆もあったじゃないですか! おれ、納得しませんよー!」
⇒結論:どっこいどっこいだった。
………。
ぜってぇ納得しねぇ!
身長は最重要視ポイントだろうが!
そりゃ世の中男女の身長が逆ってのもいるけど、王道貫くならでかい方が抱く、だろ?! ろ?!
俺等はその気も無いのに抱くの抱かれるだので討論。
明け方から、どーでもいい討論を繰り広げて繰り広げて繰り広げて、力で押し倒せる奴が抱く奴だって俺が結論付けた。
そうじゃねえと埒が明かねぇ。
力なんて卑怯だと那智は言う。
確かに、那智は非力で喧嘩慣れしてねぇ。
確実に俺に押し倒されるに違いない。
だから俺は意地悪く笑みを浮かべて、隣で胡坐を掻いてる那智の白い手首を掴む。



