「兄さま…、おれをいつも…守ってくれました。
お母さんに…叩かれる時…、お母さんの恋人に…蹴られる時…、いつも前に出て守ってくれました…。
毎日が恐かったけれど、兄さまが傍…いてくれた。
目の前にある…豪勢な食事…、親と暮らしてる時は食べられなかったです。
昔は…空腹が多くて…、兄さま、おれのために…万引きしたこともありました。
兄さまが…いて、くれたから…、おれは今、こうやって…フツーに暮らせてます。
兄さまだけが…、いつもおれを愛してくれました。
守ってくれました。
傍にいてくれました。
兄さまは優しいです…。
何でも…、してあげたい人…。
おれは兄さま…、大好きです。
不幸せなんて…、微塵も思いません」
おれが思う、“不幸せ”っていうのは誰からも愛されず孤独に生きることなんじゃないかと思う。
兄さまは数年間を、孤独に生きてきた。
孤独を乗り切ってきた兄さまは強くて、どこか脆い。
そんな兄さまを、おれは愛し続けて生きたい。
そう思うおれは異常なんだろうか?
だったらそれでもいいや。
おれのすべては兄さまなんだから。



